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2016-06-07

前々職といえば。

僕が入社したときの社長のKさんは、とても個性的な人だった。
鋭い眼光に縁なしメガネ。185センチ、長身細身でオールバックにダークスーツ。
絵に描いたような豪快な土佐の「いごっそう」(高校時代からヤクザの代打ちをやってた!)

僕が転職を決めたのは、「この人の下だったら、爽やかに働けるなあ」と思ったから。
頭の回転がずば抜けて速く、半端なく行動力があり、超激仕事に厳しかったけど、
それ以上に人情に厚く、包容力がある親分だった。

あるとき、Kさんが出張から帰ってくるや、僕を机の前に呼んだ。
あれー、何か失敗したかなーとドキドキしながら向かうと、満面の笑みで、
「お前、頭いいなー!」

聞けば、新幹線の中で週刊誌の袋とじ(エロ系)を見ようとしたとき、
先輩が「◯◯(僕のこと)は、こうやってましたよ」と、新幹線のチケットを
ペーパーナイフ代わりにページを切ってみせたとのこと。

「ビリビリにならずに袋とじ見られたよ!ありがとう!」
いやー、嬉しかったなー。モチベーション上がったなー。
この人のためなら、どこまでも尽くそうと思ったなー。

Kさんがずっと会社にいたら、きっと今もあの会社にいたんだろうなあ、と思う。
その後の社長は、こせこせネチネチしてて、正直、僕とは合わなかった。
将の将たる器というのは、生まれつき備わっているんだろうなあ、と実感した。

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ちなみに、Kさんは都心のオフィス街に住んでたんだけど、あるとき、全身黒のジャージで
金属バットを片手に(野球好きなので)コンビニに行ったら、即通報されて警察が来たとのこと。
どう見ても、組長の単独カチコミだよ。



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